prisondiary’s blog

鬱病&クレプトマニアのボクが刑務所からの日記をお届けしています。

極限のメンタル、、耐えろボク

収監2週間目

『11月17日』

 東拘へ来て1週間目。安定剤クエチアピンのおかげか?なんとか精神は前向きに保たれている。朝イチで親父よりトレーナーなど衣類の差し入れ。スウェット1着で1週間過ごしてきたので助かった!そろそろ脇が臭い...。昼飯後の歯磨き中にAさんからお菓子の差し入れ!昨日入れてくれたようで、涙が出るほど嬉しい。親父からの本の差し入れもあり、差し入れDay。このように差し入れも検閲があるのか、タイムラグがあって遅れてやってくる。 

 

拘置所で生活する上で使うものには支給される「官物」と、購入した物や差し入れされた「私物」に分けられる。

ボクのような「未決」拘留者は、かなり自由が許され、食品なども購入したり差し入れたりがOK。ただし、何でも自由なワケじゃない。

購入は、購入可能な曜日にリストから選んで、領置金という持参金の範囲で買う。差し入れも拘置所指定の売店で買った商品のみ許されるという仕組みだ。

 

 そうそう、待ちに待った「日用品」の購入日だったので申請する。なんかマークシート方式で、何十年か前の受験生時代を思い出す。早く手紙を書きたい。

 

 15時45分ついにO弁護士が面会に。状況説明から入り、事務的に経緯の説明。完全に控訴に後ろ向き。「保釈されるので」のやらかしについては最後まで、謝罪はもちろんのこと、一切の言及なし!こいつマジか??誠意というか人間性を疑ってしまう。弁護士なんてこんなモノか。こんな奴らが先生か?後ろめたい内心が伝わってきてるよ、先生。なるべく冷静に、怒らずにやり切ったオレ偉い。精神的にヤラレたので、部屋で走りまくって50分。腹筋も50回、腕立て25回やって汗をかいた。さらに臭くなった。

 

『11月18日』

 朝イチは点検から始まり、すぐに朝食、その後、平日は「願い事」という希望する事を刑務官に願い出る時間がある。これかなり大切で、例えば、部屋のトイレットペーパーが無くなったら官物のチリ紙をもらうのだが、この願い事のタイミングで申請しないと怒られる。ちなみに土日祝は願い事タイムがない為、チリ紙は休日前は絶対にもらっておかなければ〝大〟の際、地獄を見ることになる。なんかチリ紙も買えるらしいが、もらえるのに何で買うんだろう?今日は金曜日なので願い事で「チリ紙お願いします」と申請。ちなみにコレ、言い方も「ちりがみ」ではなく「ちりし」と発音する。業界用語である。

 

 金曜なので風呂に入り、親父からの差し入れの新品のスウェットを着る。気持ちいい!!!

Aさんからノート3冊とタオル、本も3冊差し入れが届く。昨日来てくれたのにタイムラグがすごいな。本はなぜか「ムー」「囲碁、将棋入力」はどうしろというのか?個室なんですけど。でも気持ちが嬉しい!ありがたい。自腹購入した明治ミルクチョコが来て、すぐに食べる。旨い....。しみる。

 親父が差し入れてくれた古市憲寿さん著「絶対に挫折しない日本史」を読み始めた。なかなか面白い。サピエンス会史に影響を受けた日本史論といった感じ。

 連絡を取りたい人への伝達をAさんに頼んでいるけど、AさんはMに会えただろうか?気が気じゃない。考えると落ち込むのでカラダを動かして紛らわせる。部屋で足踏みランニング40分、腹筋30回、腕立て50回で汗をかく。あぁ、明日から3日、風呂ないのか....。