prisondiary’s blog

鬱病&クレプトマニアのボクが刑務所からの日記をお届けしています。

刑務所ルールは難しい。

『1月22日(火)』

 よーーーやく日用品が来た!!!ノート・便箋・ペン・封筒....。文房具の他にも、シャンプー&リンス・綿棒・ミルククリームなど、化粧品類も届いた。風呂に入っても石けんで髪を洗っていたのでシャンプーは嬉しい!!化粧水などもなく、洗顔(これもフツーの石けんでやる)後は何もケア出来ていなかったので顔面はバキバキになっていたのだ。「ウテナミルククリーム」をたっぷり付けよう。そして手紙も書ける!!!入所して12日、これらのモノが何もなかったのはツラかった。元はと言えば全てあの弁護士のせいだ...という文句はグッと堪えて、大量に届いた品々を眺める。 

 11時過ぎ、そのO弁護士が面会に、2回目の来所。11月24日に控訴を自分ですることになった。ハッキリ言って弁護士はボクのことをバッサリと切りにかかっている。もう関わりたくないオーラがビンビンに伝わってくる。1年以上、裁判を戦ってきて、これか....今回の事件で、この弁護士の大失敗とその後の態度の手のひら返しが最もダメージが大きい。ショックでウマく言葉が出て来なかった。これ、訴えたら賠償金くらい取れるのではないだろうか?その後、すぐに親父も面会に来てくれた。なかなか会話がうまくいかず、イライラしてしまう...。反省。拘束されたリュックに入れていたMからの手紙が検閲を終えて数日前に届いたのだが、それを毎日読んで元気をもらう。手紙の言葉はいいね。彼女は待っていてくれるだろうか?この状況がちゃんと伝わるだろうか?Aさん、頼んだよ。弁護士にはガッカリだが、そう考えるとボクには支えてくれる人がいる。それだけが今、前向きになれる。唯一の希望の光だ。親父、Aさん、福祉士のYさん、ありがとうございます。

 

『11月23日(水)』

 今日は勤労感謝の日、祝日モード。今まで、持ってきたリュックに入ってた明細書などの紙切れの裏などに官で借りたボールペンで認めていた日記を「ノート」に書けるようになった!!今までの日記もノートに書き写すことに。それから、昨日の差し入れで入ってきた週間プレイボーイが嬉しい。ヤバいね、普通にグラビアの女の子を見てるだけでホッとして涙が出そうになる。それから、雑多な記事を読んでいるのも気が紛れていい。やっと手紙が書けるようになったので今日はずっと手紙を書いて過ごす。

 さて、明日は控訴の手続きだ。何で弁護士がいるのに自分でするんだ?

 

 📝Prisonメモ📝

 日本は「三審制」といって、ひとつの事件につき、3回まで裁判を受けられる。1回目の裁判に不服がある際は2回目の裁判を請求でき、この要求を「控訴」という。ちなみに2回目にも納得できない場合、3回目を要求することは「上告」と呼ぶ。

 1回目「地方裁判所」→2回目「高等裁判所」→3回目「最高裁判所」となり、判決の翌日から〝14日以内〟に控訴・上告しないと、判決は確定してしまう。